世の中の人が皆、PCを持ちEメールが使えるわけではない。会社の外でボランティア等の地域活動を始めると、それを実感する。情報伝達の手段から、FAXを外すわけにはいかないようだ。
EメールとFAXを併用した一斉通知()における問題点は次の通り。
上記問題点を解決すべく、市販のFAX送信用ソフト(「まいと~くFAX」)を試用し、 紙の消費と電話をかける手間を削減した()。
「まいと~くFAX」は、Eメール送信機能があるので、EメールとFAXを同時に送信できる。
市販のFAX送信用ソフトを試用していて、新たに次の問題に気付いた。
Eメールを送信する方法はそのままにFAXが送信できたら便利ではないか。
EメールをFAXに送信するサービスは、既に存在する。しかし、汎用的に使用出来るようにする為、 メール本文にFAX送信先の電話番号を記述しなければならず、結局、 FAX送信用のメールとEメール送信先のメールを、それぞれ用意する必要があったりする。
そこで、EメールアドレスとFAX電話番号を1対1に対応させれば、通常のメール送信と同じ手順で、 FAXを送信できるようになると考え、EメールをFAXに変換する仕掛けを作ってみた()。
新たに作成したプログラム、設定ファイルは次の通り。
メールアドレスとFAX番号の対応を定義する重要なシェルである。
Eメール受付は24時間起動。FAX送信は深夜を避けて起動。
PDFからPostScriptへの変換に、AdobeReader_jpn-7.0.0-2.i386.rpmを使用した。
新しいAdobeReader_enu-7.0.1-1.i386.rpmも試してみたが、 ページの先頭が欠落するので使用出来ない。
FAX機能を使用するユーザを定義する。
faxrunqは、FAXスプールに蓄積されたデータを取り出し、 FAXモデムを通してFAXを送信するコマンドである。
faxrunqは、sendfaxを使用してFAXを送信する。sendfaxは、 クラス1のFAXモデムをサポートしていない為、用意したPanasonicのFAXモデムが使用出来ない。 よって、sendfaxの代わりに、 クラス1のFAXモデムをサポートしているefaxを使用するfaxrunq-efaxを作成した。
faxrunqをfaxrunq-efaxにコピーし、faxrunq-efaxを修正する。 修正後のdiffを「」に示す。